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ローカル電車が行く篠ノ井線・飯田線~2010年冬のローカル線に溺れる旅(9)~

 2011-02-20
ローカル電車が行く篠ノ井線・飯田線~2010年冬のローカル線に溺れる旅(9)~
長野からは快速「みすず」で天竜峡へ向かう。「みすず」は信越本線・篠ノ井線・中央線を経て飯田線の天竜峡まで5時間半を掛けて走る。長野を11時23分にする快速列車は313系1700番台B153編成。JR東海でよく見る車両だが寒冷地向けにドア横に押しボタンが付いていたり、急勾配用のブレーキシステムが備え付けられている飯田線専用車両である。
飯田線01
定刻に出発した列車は長野新幹線を離れ篠ノ井へ。ここからは篠ノ井線に入り日本三大車窓の姨捨駅に向かう。篠ノ井線は何度か特急、急行で乗り入れたことはあるが、各駅停車は今回が初めて。標高がかなり高くなり善光寺平が見渡せる様になった所でホームの無い本線上で列車が止まる。今度は進行方向とは逆向きに列車が動き始めさらに勾配を登る。姨捨は本線から外れた待避線上に駅があるスイッチバック駅である。今回も座席を取る向きを間違えてしまい、座った反対側に善光寺平が広がっている。通学客や地元の乗客も多くカメラを持ち出してウロウロする雰囲気ではなかったので大人しく座っていた。長野と松本を結んでいる幹線でもあるので雄大な車窓はローカル線そのものだが地元の重要な交通網ともなっている。列車の左右には雪を被った信州らしい山々が見えるが沿線に雪は無い。
飯田線02
松本を過ぎ、塩尻から中央線に入線する。そして諏訪湖にほど近い岡谷で小休止。12時59分に到着し13時32分の発車まで約30分停車する。駅前にはショッピングセンターがあるものの中は閑散としていた。駅売店で食料を補給し長旅に備える。天竜峡まであと3時間以上ある。さほど乗客も増減せずに岡谷を出発する。列車は名古屋方面に向きを変えて辰野まで走る。
飯田線03
辰野からいよいよ飯田線に入る。ここからは初乗りとなる。比較的新しい車両はローカル色が薄いが長旅には快適だ。列車は天竜川に沿って南アルプスを望みながらゆっくりと南下する。とにかく駅間が短い。全長195.7kmに94の駅があり、平均すると2km間隔で駅があるので当然だ。乗っていると路面電車や路線バスに乗っているかのように動いては停まり、動いては停まりを繰り返す。
伊那市、駒ヶ根市、飯田市の沿線は天竜川に沿って飯田線と国道153号と中央自動車道が縦断している。街や民家もなくなることはなく車やトラックの往来も多く意外にも賑わっている。乗降客もコンスタントに乗り降りがあり、その点も路線バスの様だ。また、駒ヶ根から飯田に掛けては山を避けるように右へ左へ蛇の様にゆっくりとクネクネと曲がりながら走っていく。速度も30~40キロくらいしか出ていないので登山列車に乗っているようだ。トンネル掘削の技術が低い時代に開設されたためだろう。この辺りは大正時代に開通している。中央自動車道の開通は60年後の事となる。
飯田線04
長いはずの「みすず」の旅もいよいよ終盤。またしても飯田駅で小休止。35分間の停車となり駅前で食料を補充。名産のりんごを思わせる赤い屋根の可愛い駅舎が印象的だ。
飯田線05
飯田から26分でこの列車の終点、天竜峡に到着。乗り換えなのに休む間もなく2分後の豊橋行きの電車に乗る。16時47分に天竜峡を出て豊橋には20時24分に到着する予定。
いよいよ秘境路線への入線が始まる。しかしながら冬の夕方5時は日が沈み始めており、これからの車窓は期待できない。日が落ちることは織込み済みだったが、ここまで意外と退屈せずに過ごせたので少し残念だ。
天竜峡を出発すると沿線の様子が一気に変わる。道路を走る車の数が激減し山と川が険しく線路脇まで近づいてくる。
飯田線06
車両は119系電車。さきほどの313系電車とは趣が大きく異なり国鉄時代の30年選手である。編成も3両編成から2両編成に短縮されたにも関わらず乗客はまばらだ。
飯田線07
民家は殆どなくなった。時間が経つにつれ外は真っ暗になる。窓に顔を近づけて外を眺めても何も見えない。周辺に何もない暗闇の駅にも丁寧に停まっていく。秘境駅を行くというよりも地下鉄の様だ。駅にもほとんど明かりが無いのでトンネル内で停車しているようだ。有名な秘境駅の駅名票を見つけるのが精一杯。
飯田線08
飯田線を全線乗り通すのは大変だが今回完乗したので、次は豊橋から天竜峡の間を往復してみたいと思った。そんな暗闇の路線も豊川に近づくと街あかりが増えてきた。終点となる豊橋は大都会と言ってもいいくらいだ。長野県をほぼ縦断しながら東海道までどうにか辿り着き、只見線・飯山線・篠ノ井線・飯田線の旅は終わった。
ここからはいつもの新快速で名古屋-大垣-米原(乗換)-大阪の帰路に就く。120~130キロで運転されている列車は飯田線とは次元の異なる乗り物に感じた。
(2010年12月17日)

~2010年冬のローカル線に溺れる旅(終わり)~
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