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2008.08.16
石見銀山〜2008年夏旅・その(2)〜8月11日(月)〔松江-仁万-石見銀山-大田市〕
石見銀山はご存知のとおり2007年7月に登録された世界遺産のひとつである。事前に行き方を調べたがよくわからなかった。現地の現状と賢いまわり方を紹介できる経験が出来たので参考にして頂きたい。
松江駅を9:01に出発する快速「アクアライナー」に乗る。ほとんどが石見銀山に行く人に見えてくる。1時間15分ほどで大田市駅に到着。「世界遺産への玄関口」の横断幕がほとんどの乗客を列車から吸い出していく。確かに石見銀山には大田市駅が最寄駅と紹介されることが多いがバスの待ち時間は1時間30分もある。僕は3つ先の仁万駅でバスに乗り換えることにしていた。仁万からのほうが石見銀山に近く、待ち時間も5分ほどだ。下車人数を見ると大田市で降りても次くるバスに乗れる保証はなさそうだ。下調べが甘い観光客が多いことは仁万駅でも見かけることが出来た。
10:26に仁万駅に到着。下車する人は多くない。すぐにバスに乗り込むとその時、家族連れの父親がバスの運転手にたずねた。「石見銀山に行きますか?」運転手は「銀山には行きませんが、銀山方面には行きます。乗り換えしないとだめです!」これを聞いて家族連れは乗り込むのをやめてどこかに行ってしまった。そもそも石見銀山に行くには「仁万・大田市」から「大森代官所跡」まで行き小型バスに乗り換えて「龍源寺間歩」まで行くのだ。運転手の頭の中は「龍源寺間歩=石見銀山」になっていたからそのように答えたのだろう。石見銀山地区は「パーク&ライド」形式になっておりマイカーでも専用駐車場に車を停めてバスに乗り換えるのだ。皆が目指す採掘坑道は「龍源寺間歩」を目指せばよい。
仁万駅から約15分で「大森代官所跡」に到着。ここで小型バスに乗り換えるのだが、、、。

↑体育祭の貴賓席ではない!バス待ち専用テントなのだ!
5分後に出る小型バスはすでに満席。さらに50人は並んでいる。お盆シーズンにもかかわらず月曜日だから平日ダイヤで30分に1本しか「龍源寺間歩(坑道見学)」行きがない。バスの定員は40名。いつ乗れるかわからないので歩こうと思ったら「徒歩60分(片道)」の看板が、、、。レンタサイクルを覗いてみると1台も在庫が無かった。念のため聞いてみると「うちの自転車今使ってないからこれでよかったら・・・」と客用ではない自転車をなんとか借りることが出来た。「大森代官所跡」からの道は緩やかな坂道。しかし、猛暑の中では非常にキツイ。普通は電動自転車がほとんどみたいだが、歩いたり、バスを30分も1時間も待つよりましだ。特に帰りのバス待ちを考えると見学時間を含めると何時間かかるんだろう?シャトルバスも坑道見学の入り口の真ん前でおろしてくれるわけではなく結局だいぶ手前で降ろされて20分は歩かないといけない。自転車はバス降車場所より先まで行けるのでバスより便利なことがわかった。

↑自転車も途中で止められ10分位歩かなければいけない
自転車が溢れないためにもこれぐらいがいいのかも。自転車を乗り初めて20分ほどでやっと坑道入り口に到着。入場券売り場は人が並ぶ列もなくあっさり入場。この少し手前で売店がと自販機がある。たとえ300円しても躊躇なく買ってもいいくらい渇いていたがペットボトルは150円だった。変なところが良心的。

↑坑道入り口「龍源寺間歩」
坑道の入り口も人の並ぶ列はなくすんなり入坑。中は涼しいどころか寒いくらい。外は体感38度はあるのでみんな出たがらずに出口が渋滞しているのではないかと思った。

↑これは人が歩けるほどの大きさだが、這い蹲って掘り進んだような穴が無数にある

↑見学できるのはきれいに整備されたほんの一部のようだ

↑途中の山道のいたるところに間歩(坑道)の入り口がある
「龍源寺間歩」自体の見学は10分程。危惧していた出口の渋滞もなくあっという間に終了。後はひたすら下山するだけだ。帰りは緩やかな坂道になっているので10分ほどで自転車に戻り、後はペダルをほとんど漕ぐことなく帰れた。快適そのもので猛暑の中歩いたり、長いバス待ちの列に並ぶ人からうらやむ顔で見られ、まるで街中でフェラーリを操っているかのような快感を得られた。自転車を借りてから返すまで約1時間。ちょうど広島発大田市行きの高速バスの発着があったのでそれに乗ることにする。路線バスの大田市行きとは乗り場が違うため存在に気づく人は少なかった。しかも、広島からの乗客はほとんど下車したので問題なく乗れた。外国人も乗客に多く、よく考えたら世界遺産と世界遺産を結ぶ路線ということに改めて気づいた。
行きのバスの中で石見銀山付近の飲食店で勤める店員がバス運転手にこう話していた。「去年は点滴を打ちながら働いた。観光客がたくさん来ても迷惑だ。今年のお盆は店を閉めるよ・・・。」石見銀山についての詳細は詳しいサイトがいくらでもあるのでここでは触れない。実際に行ってみて歴史的価値が高く貴重な遺産であることは間違いなく今後も保存する必要はあると思う。しかし、世界遺産に登録されればその内容が云々ではなく『世界遺産』という世界ブランドで世界中から人が集まってくる。興味が「ある」「ない」にかかわらず。受け入れる側の体制が整っているとはいい難く、登録の条件としてもこの点を考慮に入れるべきではと考えさせられた。幼い子供を連れた家族連れが、暑い中何十分も歩いたり、何十分もバス待ちをして来るようなところではない。これでは来た人の多くが「行っては見たものの、人ばっかりでたいしたことなかった・・・」と思ってしまう。大量に観光客を呼び込んでしまうと避けられないことではあるので、仕方がないのかもしれない。僕もその中の一人かも知れないが仕事柄、あらゆる観光地に精通しアドバイスする立場でもあるので、内容を理解した上で石見銀山を心から楽しんでもらえる人にだけお勧めしたいと思う。

↑印象に残ったのは映画に出てきそうな現役の小学校校舎かもしれない
「石見銀山」
世界遺産度・・・5 万人受け度・・・2 お気軽度・・・2 おススメ度・・・3
松江駅を9:01に出発する快速「アクアライナー」に乗る。ほとんどが石見銀山に行く人に見えてくる。1時間15分ほどで大田市駅に到着。「世界遺産への玄関口」の横断幕がほとんどの乗客を列車から吸い出していく。確かに石見銀山には大田市駅が最寄駅と紹介されることが多いがバスの待ち時間は1時間30分もある。僕は3つ先の仁万駅でバスに乗り換えることにしていた。仁万からのほうが石見銀山に近く、待ち時間も5分ほどだ。下車人数を見ると大田市で降りても次くるバスに乗れる保証はなさそうだ。下調べが甘い観光客が多いことは仁万駅でも見かけることが出来た。
10:26に仁万駅に到着。下車する人は多くない。すぐにバスに乗り込むとその時、家族連れの父親がバスの運転手にたずねた。「石見銀山に行きますか?」運転手は「銀山には行きませんが、銀山方面には行きます。乗り換えしないとだめです!」これを聞いて家族連れは乗り込むのをやめてどこかに行ってしまった。そもそも石見銀山に行くには「仁万・大田市」から「大森代官所跡」まで行き小型バスに乗り換えて「龍源寺間歩」まで行くのだ。運転手の頭の中は「龍源寺間歩=石見銀山」になっていたからそのように答えたのだろう。石見銀山地区は「パーク&ライド」形式になっておりマイカーでも専用駐車場に車を停めてバスに乗り換えるのだ。皆が目指す採掘坑道は「龍源寺間歩」を目指せばよい。
仁万駅から約15分で「大森代官所跡」に到着。ここで小型バスに乗り換えるのだが、、、。

↑体育祭の貴賓席ではない!バス待ち専用テントなのだ!
5分後に出る小型バスはすでに満席。さらに50人は並んでいる。お盆シーズンにもかかわらず月曜日だから平日ダイヤで30分に1本しか「龍源寺間歩(坑道見学)」行きがない。バスの定員は40名。いつ乗れるかわからないので歩こうと思ったら「徒歩60分(片道)」の看板が、、、。レンタサイクルを覗いてみると1台も在庫が無かった。念のため聞いてみると「うちの自転車今使ってないからこれでよかったら・・・」と客用ではない自転車をなんとか借りることが出来た。「大森代官所跡」からの道は緩やかな坂道。しかし、猛暑の中では非常にキツイ。普通は電動自転車がほとんどみたいだが、歩いたり、バスを30分も1時間も待つよりましだ。特に帰りのバス待ちを考えると見学時間を含めると何時間かかるんだろう?シャトルバスも坑道見学の入り口の真ん前でおろしてくれるわけではなく結局だいぶ手前で降ろされて20分は歩かないといけない。自転車はバス降車場所より先まで行けるのでバスより便利なことがわかった。

↑自転車も途中で止められ10分位歩かなければいけない
自転車が溢れないためにもこれぐらいがいいのかも。自転車を乗り初めて20分ほどでやっと坑道入り口に到着。入場券売り場は人が並ぶ列もなくあっさり入場。この少し手前で売店がと自販機がある。たとえ300円しても躊躇なく買ってもいいくらい渇いていたがペットボトルは150円だった。変なところが良心的。

↑坑道入り口「龍源寺間歩」
坑道の入り口も人の並ぶ列はなくすんなり入坑。中は涼しいどころか寒いくらい。外は体感38度はあるのでみんな出たがらずに出口が渋滞しているのではないかと思った。

↑これは人が歩けるほどの大きさだが、這い蹲って掘り進んだような穴が無数にある

↑見学できるのはきれいに整備されたほんの一部のようだ

↑途中の山道のいたるところに間歩(坑道)の入り口がある
「龍源寺間歩」自体の見学は10分程。危惧していた出口の渋滞もなくあっという間に終了。後はひたすら下山するだけだ。帰りは緩やかな坂道になっているので10分ほどで自転車に戻り、後はペダルをほとんど漕ぐことなく帰れた。快適そのもので猛暑の中歩いたり、長いバス待ちの列に並ぶ人からうらやむ顔で見られ、まるで街中でフェラーリを操っているかのような快感を得られた。自転車を借りてから返すまで約1時間。ちょうど広島発大田市行きの高速バスの発着があったのでそれに乗ることにする。路線バスの大田市行きとは乗り場が違うため存在に気づく人は少なかった。しかも、広島からの乗客はほとんど下車したので問題なく乗れた。外国人も乗客に多く、よく考えたら世界遺産と世界遺産を結ぶ路線ということに改めて気づいた。
行きのバスの中で石見銀山付近の飲食店で勤める店員がバス運転手にこう話していた。「去年は点滴を打ちながら働いた。観光客がたくさん来ても迷惑だ。今年のお盆は店を閉めるよ・・・。」石見銀山についての詳細は詳しいサイトがいくらでもあるのでここでは触れない。実際に行ってみて歴史的価値が高く貴重な遺産であることは間違いなく今後も保存する必要はあると思う。しかし、世界遺産に登録されればその内容が云々ではなく『世界遺産』という世界ブランドで世界中から人が集まってくる。興味が「ある」「ない」にかかわらず。受け入れる側の体制が整っているとはいい難く、登録の条件としてもこの点を考慮に入れるべきではと考えさせられた。幼い子供を連れた家族連れが、暑い中何十分も歩いたり、何十分もバス待ちをして来るようなところではない。これでは来た人の多くが「行っては見たものの、人ばっかりでたいしたことなかった・・・」と思ってしまう。大量に観光客を呼び込んでしまうと避けられないことではあるので、仕方がないのかもしれない。僕もその中の一人かも知れないが仕事柄、あらゆる観光地に精通しアドバイスする立場でもあるので、内容を理解した上で石見銀山を心から楽しんでもらえる人にだけお勧めしたいと思う。

↑印象に残ったのは映画に出てきそうな現役の小学校校舎かもしれない
「石見銀山」
世界遺産度・・・5 万人受け度・・・2 お気軽度・・・2 おススメ度・・・3
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